睡眠と医療

AIが睡眠データを読み解く — Sleepaの睡眠の分析とAIによる所見

Apple Watchで睡眠を記録していても、グラフを見ただけでは「結局、自分の睡眠はいいの? 悪いの?」が分かりにくいものです。レム睡眠が何分、ディープ睡眠が何分と言われても、それが自分にとって多いのか少ないのか、判断できません。

Sleepaの機能紹介、3回目は、その疑問に答えるための機能、「睡眠の分析」と「AIによる総合所見」です。

ボタンを押すだけで、過去30日を分析

ホーム画面の「睡眠を分析」ボタンを押すと、「睡眠の分析」の画面が開き、過去30日間の睡眠データをまとめて分析します。少し待つと、いちばん上に「AIによる総合所見」として、分析の結果が文章で表示されます。

Sleepaの睡眠の分析の画面。AIによる総合所見の下に、睡眠時無呼吸・不眠症・いつもとの比較の結果が並んでいる

文章は、結論を先に、3〜5文ほどの短さでまとめられます。スピーカーのボタンを押すと、読み上げで聞くこともできます。

何を見ているのか

総合所見の下には、その根拠になった3つの項目が並びます。それぞれに「問題なし」「注意」などの目安が付きます。

  • 睡眠時無呼吸:夜間の血中酸素がどれくらい下がったか、Apple Watchが睡眠中の呼吸の乱れ(睡眠時無呼吸のイベント)を検出したかを見ています。
  • 不眠:睡眠時間、寝つくまでの時間、夜中に目が覚めた回数の3つについて、問題のあった夜がどれくらいあったかを見ています。睡眠時間は、他人の平均ではなく、あなた自身の最近の平均と比べています。
  • あなたのいつもとの比較:直近の7日間を、それより前の記録と比べて、睡眠時間や睡眠のリズムがいつもと違っていないかを見ています。

分析には、少なくとも7晩分のデータが必要です。

判定はルールで、AIは「説明」だけ

ここは大事なところなので、きちんと書いておきます。Sleepaでは、睡眠の状態の判定そのものはAIにさせていません。

血中酸素が下がった夜が何割あるか。睡眠時間がふだんからどれだけ外れているか。こうした計算は、あらかじめ決めたルールにしたがって行っています。AIが受け取るのは、その計算の結果だけです。AIの役割は、結果を人が読みやすい文章にまとめることに限っていて、診断をしたり、数値を付け加えたりしないように指示しています。

こうしている理由は2つあります。1つは、AIが事実と違うことを言ってしまうリスクを、文章の言い回しの範囲にとどめるため。もう1つは、判定の基準を、睡眠の専門家が確かめられる形にしておくためです。睡眠は体のことなので、ここは慎重でありたいと考えています。

分からないことは、その場で質問できる

総合所見の下の「質問する」を押すと、AIとのチャットの画面が開きます。「夜中に目が覚めるのは、どうしてだと思う?」のように聞くと、あなたの分析結果をふまえて、AIが短く答えてくれます。グラフが読めなくても、会話で自分の睡眠を知ることができます。

チャットの内容は保存されず、画面を閉じると消えます。

データはiPhoneの中で処理

この分析とAIの文章づくりは、Appleのオンデバイスの生成AI(Apple Intelligence)を使って、すべてiPhoneの中で行っています。あなたの睡眠データが、外部のAIのサービスに送られることはありません。健康に関わるデータなので、ここは譲れないところでした。

使うための条件

  • Apple Watch(Series 6以降)で睡眠を記録していること(iPhoneはiOS 26以降)
  • 7晩分以上の睡眠データがあること
  • AIによる文章とチャットは、Apple Intelligenceに対応したiPhoneで、Apple Intelligenceをオンにしているときに使えます。対応していないiPhoneでは、分析の結果を決まった形の文章で表示します(チャットは使えません)
  • インストールしてから7日間は無料でお試しいただけます。8日目以降は有料のプランが必要です(自動で料金がかかることはありません)

診断ではなく、気付きのきっかけに

Sleepaの分析は、医学的な診断ではありません。けれども、「自分の睡眠には、どんな傾向があるのか」を知る手がかりにはなります。気になる結果が出たときは、それを持って医療機関に相談してみてください。医師と話すときの材料にもなるはずです。

3回にわたって、Sleepaの主な機能を紹介してきました。睡眠日誌で自分の感覚を記録し、アラームで安心して眠り、AIの分析で睡眠の傾向を知る。まずは1週間、Sleepaで自分の睡眠を確かめてみてください。


Sleepa — 睡眠を科学するアプリ

Apple Watchで計測した睡眠データを、AIによる睡眠分析や睡眠日誌と合わせて振り返ることができます。Sleepaの詳しい紹介はこちら。

App Storeからダウンロード

※ご利用にはApple Watch(Series 6以降)とiOS 26以降のiPhoneが必要です。

ご利用にあたって:本アプリは医療機器ではありません。分析結果は参考情報であり、医療診断ではありません。気になる症状がある場合や、睡眠の状態に不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

Sleepaの機能紹介

  1. 「睡眠日誌」で、感じている睡眠と実際の睡眠を見比べる
  2. 確実に鳴る目覚まし — AlarmKitを使ったSleepaのアラーム
  3. AIが睡眠データを読み解く — Sleepaの睡眠の分析とAIによる所見(この記事)

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